2025.09.3
モノ#3 / MINGEI / TOTEM POLE
フジモト
STANDARD SUPPLYのコンセプトを考えたとき、柳宗悦が提唱した「用の美」という言葉が頭に浮かびました。
生活の中で普通の人が使う道具や器には、飾りすぎない素朴な美しさがあり、日常に自然と溶け込む魅力があります。
人の手で丁寧につくられたものには「ゆらぎ」や「個性」が生まれ、それが温かみとして伝わってきます。今でもそう言う物を作りたいと思っています。
身の回りに置くモノもやはりそうした「用の美」を感じられるものを自然と選んでしまいます。
たとえば、古着屋で見つけたミニチュアのスーベニア・トーテムポールもそのひとつです。
トーテムポールは、北米の太平洋沿岸地域に住む先住民インディアンが家族や一族の記念碑的な意味合いで家の中や、家の前、墓地などに建てた柱状の木造彫刻の事を指します。
僕はその中でも、とくに1960年代頃までにつくられた木製のスーベニア・トーテムポールを集めています。木を彫り、彩色をほどこしたその佇まいには、素朴で力強い魅力が宿っているのです。









フジモト
今年還暦の会社代表。気づけばデザインの仕事もそろそろ40年。来年会社も20年。 まだまだやるつもりだけど、忘れっぽくなってきたので形に残しつつ次の世代に伝えるべく自らの感性を育ててくれたモノやコト、そのほか徒然を書いて行こうと思います。